今日、東京から山口県に引越します。
ニオクルを解散しました
ニオクル株式会社を始めてちょうど3年経ちましたが、この度解散することにしました。
1年目は、思うようにマッチングプラットフォームがうまく機能せず、結構苦しい思いをしました。
その後、紆余曲折を経てウィルポートという会社を一緒につくり、宅配ボックス事業や即配3PL事業などをしていました。
特に、即配の3PLは、今でもかなり成長をしているのですが、軽貨物運送事業者として事業を始めたわけではないし、東京に来たわけでもなかったので、このタイミングで現場は引き継ぎ、東京を離れることにしました。
ニオクルでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
物流マッチングプラットフォームについて
残念ながら、僕達がつくっていた物流マッチングプラットフォームはうまくいきませんでした。
しかし、最近よく、「再配達」「ラストワンマイル」「物流マッチング」という言葉をよく聞くようになりました。
思うことはたくさんあるので詳しくは、またいつか書けたらなと思っていますが、個人的には、今の市場環境下では宅配に関しては、本当にヤマト1強になりつつあるので、ベンチャーがこの宅配という領域でチャレンジしていくことは結構難しいと思っています。
もし可能だとしたら、圧倒的な資金力でドローンや自動運転を駆使してコストを安く、全国の配送網を急速に作り、今のハブ&スポーク以外の配送形態を開発したら可能かもしれません。
もちろん、即配などエリアの限られた配送に特化する、限られた荷物で高付加価値な配送をするなど絞ればベンチャーが取り組める領域はまだあると思うし、いつか来るドローン宅配や自動運転など業界が変わる時期にテクノロジーで勝負することは可能だと思っています。
これから山口で何をするか
山口に戻り、吉南運輸という実家の運送会社で再び働きます。
俺「これからは物流マッチングの時代だー!ラストワンマイルだー!」
父「やりたいなら出ていって勝手にやれ!」
という感じで山口を一度出ていきましたが、このタイミングで山口に引越しをすることに決めました。
ニオクルをやりながら半分リモートで、、、
休眠させてまたいつか、、、
ということも少し考えた時期も有りましたが、覚悟を決めてやり抜くためにも会社は解散、山口に引越しをして会社経営にちゃんと向き合う、と決めました。
東京で事業をしていたほうが、市場も大きいし、人も多いのでチャンスはあるとは思っています。
山口はこれからどんどん人口は少なくなるし、事業を成長させるには、厳しくなるのも分かっています。
特に、運送会社は労働集約的なビジネスなので、人が少ないということは切実な問題です。
それでも今のタイミングで戻ろうと決めたのは、今なら可能性は十分あるし、チャレンジできる環境があると思っているからです。
星野佳路さん、加藤順彦さんの家業に対する考え方や、頂いた言葉も自分の中に残っています。
会社を成長させることが、周りの方への最高の恩返しになる、と思っているので山口に帰っても頑張ります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
さいごに
経堂という街は、家族にはすごく住みやすい街でおすすめです。
家族がいたから楽しく過ごせたというのもあると思いますが、美味しいごはん屋さんが自転車圏内にたくさんあり、渋谷もバスで一本、新宿も電車ですぐととても住みやすかった街でした。
わがままな僕についてきてくれる家族にも感謝です。